トライスィル
トライスィルとは
トライスィルは、あらゆる土壌を固めてコンクリート化するということについて長い年月を掛けて研究開発した土壌硬化剤です。
普通の土壌安定剤とは違って、上層路盤として必要な高い強度を出す事が出来る現在のところ唯一の土壌硬化剤です。
物理的に粉砕出来ないような粘性土や有機質土壌を除いては、ほとんどの土は骨材として使えるので、多くの場合は現場の土をそのまま使って路盤の造成が可能です。
トライスィルのメリット
普通のセメントでは固化が難しい河川、湖沼、海域のしゅんせつされる汚泥、産業廃棄物、終末処理場の汚泥等の固化処理にも十分応用できます。「トライスィル」は硬化の達成が早く、普通のセメントの半分以下での工期が短縮される上、骨材費が安い事と相まって工事費全体の大幅軽減が可能であることから時代にふさわしい省資源、省労力、資源再利用、公害防止など時代の要請に沿って開発された画期的な新しいタイプの硬化剤です。
トライスィルの特徴
- 最も安価な骨材として土を有効に利用
物理的に粉砕出来ない粘性土や有機質土壌を除いて、殆どの土壌はトライスィルを混合して固化することにより軟弱な下地盤の改良や路床の強化、更には強固な路盤の構築が可能です。 - 荷重分散効果で構造厚も低減可能
トライスィルで固化した路盤は一軸圧縮強度のみならず曲げ強度や変形係数に於いても高い数値を示し、極めて大きな荷重分散効果を持っている事が公式試験でも証明されております。従って道路の下部構造においても厚さを低減させる事が可能です。 - 収縮膨張が小さいのでクラックも少ない
トライスィルで固めた路盤は収縮・膨張が小さいのでクラックも普通のセメントに比べて少ないと言うメリットがあります。従って目地も大幅に省略できます。 - 寒冷地での凍上害防止効果がある
熱伝導性が低いので保温効果があり、結氷を最小に抑えますので凍上害を阻止する効果が期待できます。 - 耐酸性に優れている
セメントに比べて耐酸性が高いので家畜の糞尿の酸化によって侵食しやすい畜舎・パドック・堆肥処理施設での利用に最適です。 - 土の感触が景観保持に評価される
剥き出しの路盤は自然の土の色とソフトな感触を再現できますので、公園緑地、神社などの環境保全地域では遊歩道、広場、サイクリング道、ジョギングコースなどの造成に全国的に使われております。